今夜はいやほい

きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」のいやほいとは何かについて考察するブログ

午前二時、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティで平和を祈った。

金曜日、仕事終わりに、高田馬場で酒を飲んでいたら、22時を少し過ぎた頃、電話がなった。きくちさん今どこですか。10分後に迎えに行きます、と。しばらくすると大学の後輩が店の近くにレンタカーを乗り付けてくれた

社会人になり1年ほどたった。気がつけば、まだ大学生の後輩たちが遊んでいる時に、ふらふらとあらわれたりする典型的うざい先輩になりつつある。「げんしけん」の原口をみて、はは、こうはなるまいなんて思ったものだが、もしかしたら、着実に原口化が進んでいるのかもしれない。おそろしい。

正直、一回家に帰ってスーツを脱ぎたかったが、そのまま車に乗り込む。屈強な男が一列に三人乗るとかなりせまい。軽いノリで行くことにしたことを少しだけ後悔した。

今日はどこに行くのと聞くと、予想ダニしない答えが帰ってきた。「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」、これである。ちょっと前に、文科省が大学の認可を出す出さないとかでニュースを賑わせていた学校だ。学部は人間幸福学部と経営成功学部と未来産業学部があるようだ。しかし、ユニバーシティと入っても大学ではなく、高等宗教教育研究機関ということになっているらしい。

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティに行って楽しいのかという疑問と、日々の労働に酔って痛みつけられた腰の痛みと格闘すること2時間と30分。ひどく真っ暗な田舎道を抜けると、ぼんやり光る建造物が現れた。千葉は九十九里浜の近く長生村、僕たちはハッピー・サイエンス・ユニバーシティに到着した。

行ったところで何があるわけでもないでしょと思っていた。しかし、それはそれは驚いた。太い柱によって構造が支えられ、その外観はさながらパルテノン神殿ダーマ神殿かといった荘厳さが漂っている。夜の暗さと、建物の白さがコントラストになって、なかなかのうつくしさがあった。

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 暗くてよく見えないが、階段を登って行くと、小さなピラミッドがあるのだ。さすが宗教建築である。あまり中に入り過ぎると怒られたりするのかもしれないと思い、奥まではいかなかったが、まっしろでゴミ一つ落ちていない深夜二時の静謐な空間はとても心地が良かった。

裏のほうへ歩いて行くと、輝くモニュメントがあった。世界の恒久的平和を祈る像だ。

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一日働いて、そのまま酒を飲んだ上での深夜のテンションだったからなのか何なのかはわからないが、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティこと幸福の科学大学は思っていたよりもずっとリッパでおもしろいところだった。宗教のもつある種の熱量をとてもよく感じられた。

ピラミッドとかが最たる例だが、いびつな熱量を投じられた建造物は見るととてもたのしい。この世界に、おもしろおかしい、そしてうつくしい建造物がたくさんできたらいいなと思う。

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティをあとにして、九十九里浜に向かう。冬の海はとても寒い。一気に体温が持っていかれるのを感じる。ふらふらと後輩が波打ち際に近づいていく。波にのまれちゃえよとかそんな話をして、くだらない日常だなとおもう。

帰りの車に乗り込む。高速にのって、風景は飛ぶように去っていくのをぼうっとみて、気がついたら寝てしまっていた。家についてくたくたになったスーツをクローゼットにかける。今日も一日が終わった。