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シルクドソレイユ東京 トーテム公演に言って来た

シルクドソレイユ東京 トーテム公演を見に行った。チケット1万3500円である。高いな……それが常人の感覚であろう。

 

ところが、これがお値段以上、お買い得!と言わざるを得ないクオリティだったのである。始まったらば、終焉まで、目を見張るパフォーマンスだらけなのである。恐ろしいほどの充実度。とにかくすごいのである。いやほんとにすごい。大切なことなので二回言いました。

 

例えば、ヒンドゥーに代表されるように、世界の基盤をカメに例える考え方がある。その世界観を援用した巨大なカメの甲羅の内外をカエルを模した衣装をまとった筋骨隆々のパフォーマーがびょんびょん飛び回る。

  

例えば、生命は隕石の衝突から発生したという説がある。どうやらそれを象徴するらしい、スパンコールのような、はたまた、ミラーボールのような全身タイツを身にまとった人間が、暗闇を割って至上の美しきポーズで天井から舞い降りてきたりする。

 

例えば、この世界は物理法則によって統べられている。その整然たる調和を、無駄と言わざるを得ない高さの一輪車に乗ったパフォーマーが一挙手一投足乱れぬ動きで表現したりする。

 

自分でも一体何をいっているかよくわからなくなってくるが、かくたるように、何か深甚さを感じさせるテーマが、とにかくいたるところに跳梁跋扈している。民族的な、文明的な、あるいは生物的な、一転、科学的な、何やらとにかくいろいろなフックがこれでもかこれでもかこれでもか!!と目まぐるしく、眼前に出現してくるのである。

 

それはもう唖然である。人類はとんでもないものを作ってしまったな…などと思った。宇宙人が地球を訪問してきた際にはぜひ見ていただきたいものである。これが太陽系の片隅に住む、ヒトという種族の達成であると…

 

などと、電波なことばかり思い浮かんでくる刺激的な公演でした。

 

 

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おわり。