今夜はいやほい

きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」のいやほいとは何かについて考察するブログ

まゆゆの卒業ソング 「11月のアンクレット」がめっちゃすき

秋元康の歌詞の良さというのは、青春アニメの背景的な、デフォルメされた、わかりやすい思春期表象で詰め込まれているところなんじゃないかと思う。

 

AKBのシングル「11月のアンクレット」がそろそろ発売されるらしい。まゆゆこと渡辺麻友の卒業シングルだ。最近まったくいい曲がなかったAKB。しかし、今回はとてもよかった。ひさしぶりにザ・秋元康的な1曲だ。

 

セミボブの前髪かき上げ 

きみがほほ笑むウィークエンド

突然久しぶりに会いたいなんて どうしたんだ

意外に混んでるビーチハウス季節外れの待ち合わせ

(このカタカナ語の強引さが秋元康っぽい…)

 

ずっと仲が良かった女の子に突然会いたいって言われる。ふたりで、少し寒くなった思い出のビーチに行って思い出のパンケーキを注文する。なかなか来ないパンケーキ。 

 

女の子は薬指に刺さった指輪を見せつけてくる。

 

OK!君の勝ち!

さよならにこんにちは

僕より優しい人と出会えたのなら

しょうがないって諦められるかな

僕の負け!

 

なんで、季節外れの海に誘ってきたんだろう、空と渚から色が消えていく。昔、きみにもらったアンクレットのことがあたまをよぎる。

 

あの夏のアンクレット 今すぐに外そうか

足首の思い出よ まぶしい日差しの下で

寄せるさざ波 水しぶきまでせつなくなってきた

 

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誘ってもらえてうれしくて、でも彼氏ができていて悲しくて、でも幸せを祈ってあげたい気もして、でもなんで誘ってきたんだろう、引き留めてほしいのかな、でもそんなのかんちがいだよな、ああ、アンクレット、アンクレット……

 

思い出はいつかどこかで片づけるつもり 

彼の家までこのまま送っていくよ

 

卒業するまゆゆがソロでここを歌うのが何ともせつない。そして、いろいろ上手くいかないことがたくさんあったまゆゆが挫折っぽいことを歌うのは本当にせつない。でも、この曲で多くの人のありふれた挫折に寄り添うことができるのは、このまゆゆの繊細な声なのだ。

 

あだち充のH2のひかりと比呂が海に行くシーンをほうふつとさせる。青春の黄金テーマ、季節外れの海で会う、友人でしかない男女!!海は関係性の綾をさまよう者たちの漂流地なのだ!

 

もちろん、あたまの良い人たちからすればきっと、こんなアニメ・マンガ的チープな歌詞はよろしくない!!ということなのだと思うけど、でも、やっぱりこのど真ん中なかんじが好きなんだよ……

 

まゆゆ、卒業おめでとう!素晴らしい人生を!