今夜はいやほい

きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」のいやほいとは何か考察するブログ

ベーコンの塊と卵、黄金の組み合わせー日本夜食化計画1

スーパーでベーコンを塊で買った。それが約5日前。冷蔵庫に入れるのを忘れていて、床に放置され続けていた。開封すると、常温で保管されていたので、くたくたに柔らかくなっていた。においは、よいベーコンの香りだったので、ダメになったりはしていなそうだ。まあ、こういうのは腐りかけが一番うまいという説もある。

 

あ、まずい、早く食べたほうがいいに違いないということで分厚く切ってフライパンに落とす。ジーっという音がへやに響く。福音である。脂がぷちぷちとはじける。香ばしい動物性のにおいが立ち込める。ひっくり返すと、茶色にうつくしく焼け付いている。

 

 

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ついでに卵を落とす。じょわじょわじょわと音を立て卵が白濁していく。じっと待つ。キッチンは使い込まれているとよいと吉本ばななはキッチンで書いた。このような幸福な瞬間の積み重ねがキッチンを作るのだとしたら、それはとても尊い空間であるようにも思える。僕のキッチンはコンロが油で残念なことになっている。

 

キッチンのライトを油の粒が照り返しきらきらしている。それをじっと眺める。腕を組む。大きくあくびをする。ハイボールを飲む。

 

皿をだすのもめんどくさいので、アルミホイルを破いて皿替わりにする。ベーコンと卵をどさっと落としむさぼるように食べる。うまい……ベーコンが本当にやわらかくなっている。ぷりぷりでおいしい。ベーコンは常温で保存しておいたほうがおいしいのだろうか。夜食は尊い