2019年、もっとも聞いたアルバムのひとつ、Dos Monosの「Dos City」。トラックがジャズっぽかったり、竹村延和のおもちゃみたいな音が入ったりして楽しい。混沌としていて怪しくてかっこいい。
歌詞、映像、スタイル、どれもよい。YMOがエコノミックアニマル的な日本人像を戯画的に背負って出てきたのに近いものを感じる。ちなみにモノス=サルという意味らしい。
アルバム名の『Dos City』はもうひとつの街。活動し始めたときから、シティポップが流行っていて。それと同じようなカルチャーには属しているけど、おれたちなりのシティ・ミュージックはこういうことっていうのを形容しています。
Dos Monos、AWAでプレイリスト& インタビュー公開 「メインを侵食していくバグでありたい」 | Spincoaster (スピンコースター)
シティポップのように都会的なイメージとべったりではなく、都会的なんだけど、それを嘲笑っているような視線もある。混沌として野性的なイメージとしての都会だ。アウトロのサル、サルという甲高いささやきが耳に残る。
アルバムが公式アカウントで全曲公開されている。全曲かっこいい。
一曲目から五曲目までの破壊力がすごい。
メンバーの荘子it(そうしっとと読む)がこの間、4月16日に映像配信をしていたのだけど、最高だ。与えられたテーマが密教でこれ。
ほんとうにとんでもないグループが出てきたなあ…… スターだ。