今夜はいやほい

きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」のいやほいとは何かについて考察するブログ

会いたかった、会いたかった、会いたかった、岡村靖幸に SPRINGツアー「ROMANCE」に行ってきた 千葉県文化会館

岡村靖幸のロマンスツアーの千秋楽に行く。でも三階席なんだよなというツイートをしたら、「3階席でも、岡村ちゃんの投げキッスは届きます!」「3階席でも、岡村ちゃんのエッチさは届くはず!」という熱いリプライがベイベさんたちからとんできた。岡村靖幸ファンは通称”ベイベ”というのだ。


高校3年生で「家庭教師」を偶然手に取り、それ以来ずっと彼の曲を聞いてきたけれど、ライブに行くのは初めてだった、3階席まで投げキッスがとんでくるライブとはどんなものなんだろうか。


幕が上がり、岡村靖幸が現れる。一曲目は、聖書だった。太いベースのような声に、日本人離れしたのリズム感、一瞬で異世界に突入した。つづけざまに、ぶーしゃかLoop。ダンスもキレッキレである。合間合間に歌舞伎の見え切りのように彫刻像のようなポーズを決めていく。彩るように飛び交う「靖幸ちゃん!!」「キャー!!」という黄色い悲鳴。最高だ……。男もだいぶいるはずなのに、華やかな悲鳴だけが岡村靖幸の一挙手一投足にレスポンスとしてとんでくるのである。


まったくしゃべることもなく、ひたすらパフォーマンスは続いていく。名曲カルアミルク、Out of blue、だいすきなどなど歌ってあっという間に幕が閉じた。


アンコール、照明がおちる。舞台に屹立する岡村靖幸が高らかにペンションを歌い上げる。

曲がる順序間違えて最終バスに乗りそこねたけど
平凡な自分が本当は悲しい
君のために歌のひとつでも作ってみたい。


ドラッグで捕まっちゃったりとかいろいろあったけど、岡村ちゃんがこんなにかっこよくなって戻ってきて最高にうれしいんだぜ!!


ふたたび幕がおりて、二度目のアンコール。ユーミンの卒業写真のカバー。甘さをたたえた表現力にくわえて、何かにとりつかれたかのような分厚い迫力。頭をぐんぐんふって、必死に声を張っている。かっこいい…! 曲の合間に岡村靖幸はこんなことを弾き語った。「君に会えてうれしいぜ。これは本当に奇跡なんだぜ。ロマンチックなんだぜ。」単純な言葉だけど、いいなあと思った。きっと、「会いたい」という感情は岡村靖幸のテーマなんだなあと思った。会いたい人がいて、その人に会える、これって奇跡なのだ。そして、今日ぼくは、岡村靖幸にあっているんだ!


カルアミルクという代表曲に有名なフレーズがある。「電話なんかやめてさ、六本木で会おうよ、いますぐおいでよ」彼はこんな気恥しいくらいの「会いたい」フレーズをかいてしまうようなあけすけな寂しがり屋だ。


スターというのはいろんな人たちに持ち上げられて作り上げられるものである。岡村靖幸もきっと作り上げられたスターだ。寂しがり屋のひとたちが代弁者として作り上げたのが岡村靖幸なのだ。寂しがり屋のためのスターなのだ。


ラストはビバナミダ。

ビバナミダこぼれおちてゆけばいいじゃん 無駄じゃない
止まらない 今の君が好き
ナミダナミダそうなんだ


曲の最後のフレーズはこれだ。

だから、電話もかけずに会いに行こう


もはや電話すらする必要もない。ちからづよいぜ!不器用で、色々間違えて、ドラッグとかやっちゃったりして、でも、寂しさを勇気をもって見つめている岡村靖幸がすきなんだぜ!口調がうつっちゃうくらいすきなんだぜ!ベイベ!!


ステージの終幕、去り際に、分厚い投げキッスがとんできた。もちろん3階席の一番後ろまで!

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